「大学生で起業すると年収はいくらくらいなんだろう」
そんな思いをお持ちの大学生の方、いらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では大学生起業家の年収や大学生で起業することのメリットデメリット、企業にかかる資金や調達方法をご紹介します。
記事を読むことで大学生で起業するときのおおまかなイメージができるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください!

大学生起業家の年収はいくら?

本題の大学生起業家の年収ですが、起業家の中でも大学生に絞った年収のデータが調べても出てこないのが現状です。
大学生の起業家というのがまだ当たり前ではなく数が少ないのが原因と思われます。
参考までに、起業家の年収についてご紹介しますね。
日本政策金融公庫の調査データでは起業家の平均年収について480万円としています。
月に換算すると40万ほどですね。
またその中で20代の起業家の平均年収は300万円とのことです。
大学生で起業するメリットとデメリット

大体の年収のイメージがつかめたところで次に 気になるのは大学生で起業するメリットとデメリットではないでしょうか。
こちらでは大学生のうちに起業するメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
3つのメリット
(1)自由に使える時間が多い
医歯薬系の学生さんを除いて、一般の大学生は会社に勤めている社会人と比べると活動に使える時間がかなりありますよね。
学生時代に起業をした人は同世代と比べて多くの実務経験をして知識や経験を得ることができます。
はやめにビジネスを始めることで生涯所得にも大きな差が出てきます。
(2)就活に有利に働く
若いうちからチャレンジしている人を見ると心を打たれる大人は多いです。
また社会人と比べる大学生のうちに起業にチャレンジしたというだけで行動力のある若い子という評価を得ることができます。
たとえ失敗したとしても不利に働きにくいです。
なぜならアントレプレナーシップのある人を企業は採用したいからです。
ちなみにアントレプレナーシップとは新しい事業をするにあたり、リスクに臆せず創造的な発想を持ちながら商品やサービスの開発に邁進する思想のことを言います。
これは就活の軸と深く関わってもきます。まだ就活軸が決まっていない方は、「【就活生必見】就活の軸って何?どうやって探すの?就活の軸一覧14選で解説!」も合わせてご覧ください。
(3)知名度を上げやすい
最近は増えてきた学生起業家ですが、増えてきたと言ってもまだ当たり前ではないですよね。
そのため、多少成功すると学生ブランドが効いて有名になりやすいというメリットがあります。
ユーチューバーや企業からコラボや協力の依頼がきたり、イベントをしても集客がしやすいです。
2つのデメリット
(1)行動力を要する
知識と経験が0の所からスタートするので起業をするにはかなりの行動力が必要です。
そのため、素直にそして愚直に実行していけない人だと起業は難しいと言えます。
学業にも専念しつつ起業に向けての力を注ぐのはかなり体力を要します。
そんな行動力をつけたいけど、一歩が踏み出せないという方は「圧倒的な行動力を身に付ける方法|行動することによってのみ世界は変わる」を合わせてご覧ください。
(2)マネジメントがものすごく大変
起業するとなると個人で起業する方以外は人の上に立って組織を動かしていくことや人をケアをしていくというマネジメント力が必要になります。
会社で失敗する要因は、売り上げが上がらないというのと、組織の問題でもめて消滅する、この2つが多いようです。
そのためマネジメント力が弱いという方はスキルを磨く必要があります。
大学生で起業するときの資金はいくらかかる?調達方法は?
資金はいくらかかるか

次に起業をするにあたってかかる資金についてご紹介します。
起業をするときに個人事業主と法人とでは必要な資金額や手続きの流れが異なるのでそれぞれの違いを説明しますね。
個人事業主の場合
個人事業として起業するときは税務署に開業届を提出するだけで起業が完了です。
そのため起業手続きは0円です。
だだ、事業を展開していくための資金は用意する必要があります。お金がない大学生におすすめなのはアフィリエイトやクラウドソーシングなどです。
法人の場合
次に法人の場合ですが、株式会社や合同会社など法人して起業するときには資金が必要です。
法務局で登記手続きを行う際に書類の印紙代や手数料などで費用が発生します。
一般的に株式会社なら20~24万円程度、合同会社なら6~10万円程度必要とされます。
加えて法人実印を作るのに1万円程度、書類の取得実費に3000円程の費用が発生します。
さらに個人事業主と違って法人では毎年最低でも7万円の税金が発生します。
このように、起業するだけなら資金ゼロからでも始められます。
事業を展開していくための資金の調達方法

次に起業した後事業を展開していくための資金の調達方法について4つご紹介します。
①自己資金をためる
創業融資における自己資金とは「誰にも返す必要がないお金」のことを言います。
ちなみに創業融資とはこれから新しく事業を始めようとしている人に向けて、または起業して数年の若い企業向けに金融機関が用意している融資制度のことです。
返済の義務がない親族からの支援金や自分でアルバイトして貯めたお金は自己資金となります。
大学生で起業を考えている人におすすめの自己資金の貯め方は自分がしたいと思っている事業と似ているベンチャー企業で有給インターンをすることです。
ノウハウも学べて自己資金も貯められて一石二鳥です。
②クラウドファンディングで資金を集める
クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数の人から資金を集めることです。
CAMPFIREやReadyforなどが有名ですね。
③補助金・助成金
国や自治体、公的機関が設けている補助金・助成金の制度を活用することもできます。
融資制度とは異なり、返済義務がありません。
一方で申請の手続きが煩雑なうえに申請しても条件を満たさないと補助や助成受けられないので簡単ではありません。
加えて採択されても着金が半年から1年後になるそうです。
簡単ではありませんが申請するにこしたことはないのでほかの資金調達方法も検討しながら同時進行で進めることをおすすめします。
④ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から投資を得る
学生などの実績がない段階でも出資が受けられます。
アドバイスやオフィススペースの手協など金銭面以外のサポートも充実しているのが特徴です。
SNSでアプローチしてみることをおすすめします。
【学生必見】大学生起業家の年収はいくら?かかる資金や調達方法もご紹介 まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか。
大学生の皆さんが起業するにあたってこの記事がお役に立てると幸いです。