みなさん、こんにちは!
今回は、2023年卒 新卒就職人気企業ランキングで総合ランキング1位を獲得したNTTデータについて企業研究をしていきたいと思います。
2023年卒 新卒就職人気企業ランキング 総合ランキング – みん就
NTTグループ企業の独立系SIerとして売上を伸ばしており、国内ITサービス市場ベンダー売上ランキング2位となっているNTTデータですが、どのような事業を行っているのか企業概要から業績、選考フローまで選考に役立つ情報を紹介してきます。
その他にも選考に役立つ情報を掲載しているので以下の記事もぜひ読んでみてください↓
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NTTデータの企業概要

商号 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(略称 NTTデータ) NTT DATA Corporation |
設立 | 1988年5月23日 |
代表者 | 代表取締役社長 本間洋 |
従業員数 | 151,600名(グループ全体/2022年3月31日現在) |
本社 | 〒135-6033 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル 電話:03-5546-8202(代表) |
売上高 | 連結売上2兆5,519億円(2022年3月期) |
営業利益 | 2126億円 |
初任給 | 学部卒:223,130円 修士卒:252,630円 |
平均年収 | 842万円 |
企業理念
NTTデータは、企業理念や社員一人一人の行動方針など基本的な考え方を「Our Way」としてまとめています。具体的な内容について以下で解説していきます。
企業理念
NTTデータグループは、情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する。
社員信条
1. わたしたちは、「お客様のため」最善を尽くします
2. わたしたちは、「行動」し、「挑戦」します
3. わたしたちは、「活き活き」とした「明るい会社」をつくります
Group Vision
Trusted Global Innovator
ビジネスパートナーとして世界中のお客さまから「信頼」を得ることでグローバル市場で大きな存在感を発揮していきます。
・私たちはお客さまとの間に「ロングターム・リレーションシップ~長期にわたる揺るぎない関係性」を築き上げ、お客さまの夢や望みを実現します。
・私たちは先端技術を進化させ、さまざまな企業・サービスが集結する「エコシステム」を創りあげることで、サービスの付加価値をさらに高めていきます。
・私たちは、働く一人ひとりの多様性を尊重することによって、グローバルに通用する創造力を培い、刺激し、さらに成長させていきます。
Values
Clients First
私たちはお客さまを第一に考えます。
お客さまの満足を追求し、お客さまの成功のために、最後まで責任を持ってやり抜くことが、私たちの基本精神であり行動規範です。
Foresight
私たちは、現状に満足することなく、スピード感と先見性を持って行動します。
お客さまのビジネスとITの将来を考え、先見性をたえず磨くことで、お客さまと一緒に夢を実現し、その先にある新しい社会を生み出すことをめざします。
Teamwork
私たちは仲間とともに達成する「自己実現」を大切にします。
多様な個性や考え方を持ったメンバーがチームを組み、ひとつの目的に向かって知恵を出しあい、協力しあいながら取り組む仕事は、個人ではなしえない大きな成果を生み出します。
事業セグメント
公共・社会基盤
公共・社会基盤セグメントは、行政だけではなく社会インフラやテレコム、エネルギー分野も担当しています。また、地域活性化を目的とした地域社会のビジネスを推進する部署も存在します。
売上は金融、法人・ソリューションセグメントに次いで3位となっており、2021年度の売上高は5824億円で前年比7.8%増となっています。中央省庁向けサービスの規模が拡大したことが要因となっているようです。利益率は約11.7%のため好調なセグメントと言えます。
来年度の業績としては、先行投資や不採算の発生がありながらもサービスの拡大がそれを上回るため、増収増益を予測しています。
金融
金融セグメントは銀行やクレジットカード会社、保険、証券会社などにITサービスを提供しているセグメントです。
これまでNTTデータは日銀ネット、全銀システム等の日本の経済・金融を支えるITインフラの構築・運用に携わってきた実績があります。金融市場におけるITサービスシェア国内1位を獲得しており、文字通りリーディングカンパニーと言えます。
売上高に関しても全体の23.1%を占めており、NTTデータの主力セグメントとなっています。利益率は約9.8%と公共・社会基盤セグメントと比較すると低くなっていますが、情報サービス業の平均利益率が5.5%のため高利益率を誇るセグメントです。
法人・ソリューション
法人・ソリューションセグメントは、製造業や流通業、サービス業などの事業会社に対してITサービスを提供するセグメントです。また、ITサービスに連携するクレジットカード等の決済サービスも提供しています。
顧客に対しては、上流のコンサルティングから下流の保守運用まで一気通貫でサービスを提供しているのが特徴です。
売上高は金融セグメントに次いで2位で6529億円となっており、全体の25.5%を占めています。製造業向けの案件を新規獲得したことで前年比10.5%増を達成しています。
DX化の推進という追い風もあり、先進デジタル領域においてビジネスを拡大させていることから今後も増収増益が見込めるセグメントです。
北米
金融やヘルスケア、公共分野等へのITサービスの提供をまとめて北米セグメントをしています。
2016年にデルのITサービス部門を買収するなどNTTデータは海外において積極的なM&Aを敢行しており、収益のほとんどは子会社からの売上となっています。
医療保険会社と契約を結ぶなどヘルスケア分野が好調で、BPOやインフラ保守サービスの提供実績があります。
EMEA・中南米
北米セグメントと同様に地域でのセグメント分けされています。
スペインやイタリアにおけるITサービスベンダーランキングでは10位以内に位置しており、欧州においても一定のプレゼンスを発揮しています。
業績
続いては、業績について考察していきます。
以下は、過去5年間の売上収益と営業利益のグラフになります。

業績・財務ハイライト | NTTデータをもとに独自に作成
利益率に関しては、上下しているものの安定して増収を達成しています。
2021年度に関しては、海外・国内ともに事業規模拡大によって売上高は2兆5519億円、営業利益は8.3%となり過去最高を更新しました。
2022年10月にはNTTと共同で海外事業会社を設立するなどさらなる海外事業の拡大を目指しています。今後の動向にも注目していきましょう。
募集職種
営業
特定の企業向けの営業をする「顧客営業」と複数企業向けの営業をする「ソリューション営業」に分かれています。
受注においては、顧客に対して必要投資額や期間、実施体制も含めた提案をSEとともに行い、開発段階においては、進捗管理や顧客フォローを行います。
SE
SEはプロジェクト全体を管理する「プロジェクトマネージャー」、顧客のビジネスを分析し、システムの設計を行う「業務SE」、サーバやネットワーク等の専門技術の設計を行う「方式SE」に分類されます。
受注の際には技術なポイントを担当し、開発においてはプロジェクトの顔となり顧客との仕様調整にあたります。
R&D
新技術の研究開発を担当する職種です。学術機関やNTT研究所など社外と連携し、新たなビジネスの創出に挑戦しています。
テーマは大きく2つに分かれており、AIやIoTなどの先端技術と従来のシステムを担当する基盤系技術があります。
コンサル
クライアントの事業や経営における課題に対して解決策の提案や支援を行う職種です。
クライアントに対してリサーチを行い、問題の原因分析、解決策の提案、実行支援としての、システム導入・改善まで、一貫したサービスの提供を行います。
建設系・電力系ファシリティマネジメント
主な業務内容は2つあります。1つ目は、データセンターの企画・管理です。事業継続性を確保するためのマネジメントを行います。
2つ目は、社員のワークスタイルの変革を目指し、オフィス空間におけるデザインの企画・実行です。
前者に関しては、建設系・電力系ともに業務を行いますが、後者は、建設系のみが担当する業務となっています。
スタッフ
最後はコーポレートを担当する人事・法務・財務スタッフです。
経営層と現場の間に立ち、事業を円滑に進めるための支援を行います。
選考情報
選考フローは過去の情報だとES+WEBテスト→面接複数回(3回程度)→内定となっています。
人気企業ランキングでも上位にランクインしているため選考倍率は高いといえます。そのため、なぜNTTデータなのか他社との違いを説明できるかが大事になってきます。しっかりと対策し、熱意を伝えられるようにしましょう。
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