【企業研究】国内ITベンダーランキング1位!富士通株式会社の企業概要・選考について解説!

【企業研究】国内ITベンダーランキング1位!富士通株式会社の企業概要・選考について解説!

みなさん、こんにちは!

今回は、2021年度ITサービスの分野で日本第1位を獲得している富士通株式会社について企業研究をしていきたいと思います。

メーカー系SIerとして古くから日本を支えてきた富士通ですが、現在はITサービスへの一本化を進めており、IT企業からDX企業へと変貌を目指しています。そこで、現在どのような事業を行っているのか企業概要から業績、選考フローまで選考に役立つ情報を紹介してきます。

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富士通株式会社の企業概要

商号富士通株式会社
設立1935年6月
代表者代表取締役社長 時田 隆仁
従業員数連結124,216名(2022年3月31日時点)
本社〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
044-777-1111(代表)
売上高3兆5868億円(2022年3月期)
営業利益2192億円
初任給修士了:月給260,000円 大学卒:月給230,000円
平均年収859万円(2022年3月31日時点)

有価証券報告書より独自に作成

企業理念

富士通株式会社は企業理念をFujitsu Wayとしてまとめており、Fujitsu Way は「パーパス」「大切にする価値観」「行動規範」の3つから構成されています。

パーパス

イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能に。

これは、富士通社員が仕事をする際の目標を表しています。

パーパス・ステートメント

パーパス・ステートメントとは、わたしたちのパーパス、その背景となる世界認識、どのような価値をお客様や社会に提供し、そのためにわたしたちがどう変わっていくのか、どのような能力育成をするのかを、ひと続きのストーリーとして理解できるようにした宣言です。

背景となる世界認識・世界がより複雑に結びつき、急速に変化する不確実な時代を迎えています。
・わたしたちは長年にわたりテクノロジーを通じてお客様に価値を提供してきたグローバル企業とて、社会の変革に主体的に貢献する責任があります。
・この時代に世界の困難な課題を解決するためには、新たな方法で立ち向かう必要があります。
わたしたちの価値創造・わたしたちは、人をデータやモノと結びつけることによって、ヒューマンセントリックなイノベーションを生み出していきます。
・人がより創造的に働くことができるようエンパワーし、お客様の成功を支えていきます。
わたしたちの変革・わたしたちの一人ひとりのすべての行動は、パーパスを起点としています。
・人々が抱える課題に共感し、スピード感をもって協力して解決策を生み出し、環境・社会・経済により良いインパクトをもたらしていきます。
わたしたちの能力育成・公正と平等を重んじ、ダイバーシティ&インクルージョンを推進します。
・自由に最大限に可能性を発揮できる環境で、社会から必要とされる技術や能力を高め続けていきます。

参照元:Fujitsu Way : 富士通

大切にする価値観

これは、富士通社員一人一人の具体的な行動の循環を表しており、3つに分かれています。

挑戦 Aspiration

  • 志高くターゲットを設定し、スピード感をもって取組みます
  • 多様性を受け入れ、斬新なアイデアを生み出します
  • 好奇心を持ち、失敗や経験から学びます
  • ヒューマンセントリックなイノベーションにより、より良いインパクトをもたらします

信頼 Trust

  • 約束を守り、期待を超える成果を出します
  • 倫理感と透明性を持って誠実に行動します
  • 自律的に働き、共通のゴールに向けて協力します
  • テクノロジーを活用し、信頼ある社会づくりに貢献します

共感 Empathy

  • お客様の成功と持続的な成長を追求します
  • すべての人々に耳を傾け、地球のことを考えて行動します
  • グローバルな課題を解決するために協働します
  • 社員、お客様、パートナー、コミュニティ、株主に共通価値を創造します

行動規範

これは、富士通社員一人ひとりがどのように行動すべきかの原理原則を表しています。

  • 人権を尊重します
  • 法令を遵守します
  • 公正な商取引を行います
  • 知的財産を守り尊重します
  • 機密を保持します
  • 業務上の立場を私的に利用しません

行動規範の詳細についてはこちら

事業内容

富士通株式会社は、製品・サービスごとにセグメントを3つに分類しており、「テクノロジーソリューション」、「ユビキタスソリューション」、「デバイスソリューション」から成り立っています。

テクノロジーソリューション

「テクノロジーソリューション」については、情報通信システムの構築から保守までを行う「ソリューション・サービス」、ICTの基盤となる、サーバやストレージシステムなどのシステムプロダクトと通信インフラを提供するネットワークプロダクトにより構成される「システムプラットフォーム」、海外においてソリューション・サービスを提供する「海外リージョン」、テクノロジーソリューション全体に関する投資等を含む「共通」により構成されています。

売上収益のうち、テクノロジーソリューションが占める割合は85.2%となっており、売上のほとんどがこのセグメントから生まれていると言えます。

利益率は4.4%で、なかでも海外リージョンが3.3%、共通がマイナス収益のため低くなっています。このことから海外事業におけるビジネスが課題であると言えます。

ユビキタスソリューション

パソコンなどの「クライアントコンピューティングデバイス」により構成されています。

売上収益は2371憶円で売上収益に占める割合は6.6%となっています。利益率が2.5%と低く、テレワーク需要やGIGAスクール商談の反動影響が要因となっているようです。

デバイスソリューション

「デバイスソリューション」は、半導体パッケージ、電池をはじめとする「電子部品」により構成されています。

売上収益は3,759億円と、前年度比で27.9%の増収となりました。半導体需要の高まりにより、電子部品が大変好調に推移したようです。

業績

主な財務諸表データおよびセグメント別四半期データから独自に作成

現在富士通は事業構造改革や事業譲渡などを行っているため、売上収益が減少し、利益率が高くなっています。

2021年度に関しては、本業ベースだと利益率は7.7%となっており、見方によって数値が変化してしまっています。

今後業績がどう変化していくのか動向を注視していく必要があります。

募集職種

ビジネスプロデューサー

ビジネスプロデューサーは、提案段階において顧客の窓口となり、それ以降の段階はSEのサポートやプロジェクトの計画実行を担う職種です。

役割・ミッション

従来の「営業」としての役割を超え、真のビジネスパートナーとして、お客様が認識しているニーズに留まらない潜在的な課題を、DXテクノロジーを通じて解決していくことをミッションとしています。 DXによるビジネスの変革を進めようしている企業の、経営層やDX部門の責任者に対峙するフロントとして、様々なステークホルダーを巻き込みながら、富士通の強みである技術力、ノウハウを駆使し、スピーディーに価値提供を行います。

https://fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/job/post-4483/

ソリューション&サービスエンジニア

コンサルティングから品質マネジメントまで仕事は多岐に渡ります。

役割・ミッション

お客様の課題を解決するソリューションを提供します。システム/サービスなどの企画・提案・設計・構築・運用・パッケージソフトの開発・プロジェクト管理・品質保証・コスト管理・リスク管理を担当します。 富士通の中でいちばん多様な働き方をしている職種です。特定の業種/業界に様々なソリューションを提供することもあれば、業種/業界問わず、セキュリティやネットワークなど高品質なサービスを提供することもあります。また、それぞれのナレッジを集約して新しいソリューションを生み出すこともあります。

https://fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/job/post-4361/

開発研究

新技術の研究開発を担当する職種です。学術機関や大学など社外と連携し、新たなビジネスの創出に挑戦しています。 また、ソフトウェアやハードウェアの開発なども行っています。

役割・ミッション

高度な技術を基に、これまで世の中にはなかった仕組みや製品、サービスの研究・開発を行います。 富士通だけではなく、お客様や大学・研究機関などと共同で研究・開発を行うこともあり、多様な関係者と議論・試行錯誤しながら最適な解を導き出し、 カタチにしていくことが求められます。

https://fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/job/post-4360/

コーポレート

人事や総務、経理、広報など社内向けの戦略の立案、実行を行う部隊です。

役割・ミッション

富士通社内に向けて、コーポレート部門それぞれの専門知識・スキルを駆使し、経営やビジネスの成功を担うために様々な視点から 戦略的な施策の立案・実行を行います。

https://fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/job/post-4359/

選考フロー

選考フローは応募コースによって異なり、内定時に配属本部・職種が決まっている「JOBマッチングコース」、内定時に研究領域が決まっている「研究所コース」、内定時に職種が決まっている「職種マッチングコース」、内定後に配属本部、職種が決まる「 OPENコース」の四つに分かれています。

「JOBマッチングコース」 と「研究所コース」に関しては、書類審査通過後に志望本部や研究領域の社員と面談が行われます。マッチングが成立した場合人事との最終面談が実施され、通過できたら内定となります。

「職種マッチングコース」と「OPENコース」に関しては書類選考→面接複数回→内定となっています。

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