みなさん、こんにちは!
今回は、伊藤忠系列のユーザー系SIerである伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC)について企業分析をしてきます。
伊藤忠グループということもあり、業界でも一定の地位を築いている伊藤忠テクノソリューションズですが、どのようなビジネスを行っている会社なのか企業概要から選考フローまで解説してきます。
それでは本編行きましょう!!☞
その他にも選考に役立つ情報を掲載しているので以下の記事もぜひ読んでみてください↓
【企業研究】ランキング1位!NTTデータの企業概要・選考について解説!

伊藤忠テクノソリューションズの企業概要

商号 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称CTC) |
設立 | 1972年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 柘植一郎 |
従業員数 | 単体4718名、CTCグループ9695名(2022年4月1日時点) |
本社 | 〒105-6950 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 電話:03-6403-6000(代表) |
売上高 | 5224億円(2022年3月期) |
営業利益 | 511億円 |
初任給 | 修士了:245,200円 大学卒:230,000円 |
平均年収 | 896万円 |
参考元:会社概要 | CTC – 伊藤忠テクノソリューションズ
企業理念
CTCグループ企業理念は「スローガン」、「使命」、「価値観」、「私たちの心得」の4つで構成されます。
企業理念を理解し、企業に合った志望動機などを作っていきましょう。
スローガン
「Challenging Tomorrow’s Changes」
これは、コーポレートブランドの由来にもなっています。
使命
“明日を変えるITの可能性に挑み、夢のある豊かな社会の実現に貢献する”
使命は、社会に対してどのように貢献していくかという企業活動の到達目標を意味しています。
価値観・私たちの心得
変化への挑戦 | 常に新しいことに取り組み、決して諦めずに臨んでいるか? |
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価値への挑戦 | お客様が期待する以上の価値を、生み出しているか? |
明日への挑戦 | 自由な発想で、よりよい明日の姿を描いているか? |
これは、社員一人一人の行動方針を表しています。
参考元:企業理念 | CTC
事業セグメント
6つのセグメントに分かれております。セグメントごとの顧客や売上高について説明していきます。
※2021年度までのセグメントについて紹介しています。
2022年度のセグメントに関しては、以下のページを参照ください。
エンタープライズ
このセグメントは、自動車や製薬、研究機関など幅広い業種に対するITサービス・HWの提供をしているセグメントになっています。
全体売上に対する割合は、26.4%で前年同時期比9.4%増の1383億円となっています。情報通信セグメントに次いで2番目の売り上げを記録しています。
DXの進展によるデジタルシフト案件の増加が要因となっています。
流通
このセグメントでは鉄道や航空・商社を顧客としており、EPRの基幹システムや他社のクラウドサービスを提供しています。
開発ビジネスを中心に保守・運用、クラウドサービス、データセンターサービス、アウトソーシングサービスに至るトータルサービスを提供しています。
情報通信
このセグメントは、通信事業者や放送局などの事業会社に対してシステム構築を行っています。
売上収益は2048億円で全セグメントで一番の売上となっており、全体売り上げの内39.2%を占めています。5Gネットワークサービスの提供を開始するなど、次世代通信技術の拡充を推進しています。
2021年度には、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、株式会社MOYAI(以下、MOYAI)と協業し、マーケティング、人流解析、監視などを目的とした、IoTカメラソリューションの提供準備を開始しました。
広域・社会インフラ
地方自治体や官公庁を顧客としており、また首都圏エリア、北日本地域、中部地域、西日本地域の郵便・電力などの事業会社に対してシステムインフラの提供を行っているセグメントになります。
売上収益に占める広域・社会インフラ事業の割合は13.4%で704億となっています。
金融
銀行・証券・保険・ノンバンクなどの金融機関を担当しているセグメントです。
クレジットカード基幹システムがキャッシュレス決済の普及によって好調であり、また金融機関のDX推進の波も追い風となっています。
しかし、売上収益に占める金融セグメントの割合は5.3%と低く、282億円となっています。
その他
このセグメントには、海外事業者に対しての売上が含まれています。
海外における伊藤忠グループの強みを生かし、海外に展開する日本企業の現地支援なども行っています。
売上は454億円となっており、全体の8.7%を占めています。
業績
続いては、業績について考察していきます。
以下は、過去5年間の売上収益と営業利益のグラフになります。

2022年度の業績予想は、5Gビジネスの拡大やXaaSの強化などにより、増収増益を見込んでいます。
募集職種
伊藤忠テクノソリューションズの職種について紹介します。
割合としては、エンジニアが7割と言われており、その他の職種割合は公開されていないようです。
エンジニア
主な業務内容としては、顧客への提案段階における技術的なサポートや設計、開発、保守運用まで多岐にわたります。
また、エンジニアの中でもいくつかの種類に分かれており、キャリア採用の志望職種を見てみると、ネットワーク、インフラ、開発エンジニアなどがあります。
営業
職種名は「ソリューション営業」と呼ばれています。
伊藤忠テクノソリューションズの営業の強みは「マルチベンダー✕フルスタック」と言われており、複数ベンダーのサービスを組み合わせて提供ができること+複数の開発技術を有していることが特徴です。
スタッフ
人事や法務、財務スタッフなどを募集しています。
選考情報
選考フローはES+WEBテスト→面接複数回(3回程度)→内定となっています。
なぜSIerなのか、その中でなぜ伊藤忠テクノソリューションズなのかを説明できるように準備しておきましょう。
また、SIerはインターンからの優遇が多いため、インターンに申し込みましょう。ES+録画面接のため容易に参加することができます。
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